先日、金沢市にてNTTコミュニケーションズ㈱さまが開催された点群活用ソリューションのデモ会に参加してきました。
主に、①Skydio社のドローンと②Smart Construction Quick3Dについての製品説明及びデモ会でした。
いずれも革新的な技術でしたので、以下に紹介します!!
①Skydio社のドローンについて
米国のSkydio社のドローンの特長は、なんと常時、機体に搭載された6つのナビゲーションカメラで360度周囲を確認しながら、AI機能と相まってリアルタイムマッピングを行い、GPSが届かない場所でも障害物を避けて飛行できることです!!
さらに、360度を自在に撮影することが可能であるため、橋梁点検等の近接目視の代替として期待されます。
https://www.docomosky.jp/skydio/
※ただし、細い枝や動くものについては回避できないそうです。
本来、スポーツシーンの撮影目的で開発されたそうで、人・バイク・車等を目標物と設定し、追跡させることもできます!!
個人的にお手頃な価格で購入できるのであれば1台欲しいですが・・・1台150万円なので少し厳しいですね( ノД`)
どんな場所からも飛ばせるように手元から離発着することも可能とのことですが、キャッチするときにプロペラが手に当たらないか怖いですね(笑)
個人的にドローンは中国のDJI 社1強の印象ですが、米国のSkydio社は障害物を避けて飛行することができるため、橋梁などの構造物の点検や屋内プラント施設の自動巡回点検用途で使用できるかもしれませんね!!
前にテレビで風力発電施設(風車)の点検の仕事をしている方の特集をみていて、ロープによる高所作業を行うため、点検作業中に落雷が発生する危険性と闘いながら作業をしていると答えてしました。
日本中の橋やトンネル等のインフラや建築物の老朽化が進んでいる一方で、点検ができる人材が不足しているため、ドローンを活用して、人々の暮らしを守れることを願っています。
②Smart Construction Quick3Dについて
次にiPad/iPhoneのProモデルのLiDAR機能を用いて手軽に点群を起こすことが可能な「Smart Construction Quick3D」を体験してきました。
一般的に高精度の点群データの生成は、地上型レーザースキャナ(TLS)による三次元計測によることが多いですが、TLSは非常に高価な機材です。また、三脚に添えて計測するため、それなりにセッティングに時間を要しますし、三脚を据えれる足場が必要です。
本技術は、iPhone/iPadのProモデルのLidar機能とカメラ機能を用いて、Lidar機能※1と写真によるSfM技術※2のハイブリットで点群を生成します!!
このため、計測方法としては、i-Pad又はi-Phoneを手持ちで計測対象物のパノラマ写真を撮る感じで撮影するだけで自動的に点群が生成されます。計測対象範囲が5m未満であるものの、大変気軽でハンドリングも良好となります。
三脚を据えにくい狭隘な場所や小規模だけど点群があれば大変効率化が図れる現場での活用が期待されます!!
※1 Lidar機能とは、照射した光が対象物に当たり、センサーに戻ってくるまでの時間差を計測することで距離を測り、点群を生成する技術です。
※2 SfM技術とは、Structure from Motionの略称です。ある対象を撮影した複数枚の写真から、対象の形状を復元する技術の総称を指します。
iPhone ProシリーズのLiDAR機能で点群を起こせることは知っていましたが、実際に使用したことがありませんでした。
写真のように瞬時に人間の形状を計測することができます。
技術の進歩によって仕事のやり方自体も変化してきています。
この分野の技術は日進月歩なので、時代に乗り遅れないようにデモ会などに積極的に参加し、新しい知識・技術を取り入れていきたいですね。
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