恒例のふくい技術士交流会の夏季研修に参加しました。

毎年、夏季と冬季に開催され、毎回、福井県ゆかりの豪華講師陣による時事ネタかつトリビア的な話題ということもあり大変勉強になります。

今回の内容は、

①「近代における福井城跡の変遷」 福井市郷土歴史博物館 学芸員 藤川講師

②「地球の気候はどのように決まるか」福井県立大学恐竜学研究所 所長  西講師

 

まず、①「近代における福井城跡の変遷」について

福井県民ならお馴染の風景である「福井県庁のお堀」について、江戸時代は、足羽川に繋がるくらい広がっていましたが、周辺開発が進み昭和23年頃にほぼ現在の姿になったというのです。

ちなみに、敵が攻めにくいようにお城にはお堀がつきものですが、現在でもお堀が残っているお城は少なく、さらに福井城跡のように360°囲まれているお城は全国で3箇所程度しか現存しないとのこと!?

(福井城跡も先人方の保全活動により残されたそうです)

その昔、一乗谷があの場所に栄えた理由や福井城築城から跡地への県庁建設までの歴史、更には足羽川に桜並木ができた背景などを知ることができました。年を重ねたせいか、郷土の歴史を知るというのは感慨深いですね(遠い目)

また、大変興味深かったのは、明治初期から大正時代のモノクロ写真がAI技術でカラー化されて紹介されていました。実際の色かどうかは誰も分からないそうですが、モノクロ写真をカラー化するだけで、一気に当時の風情が頭の中に入ってきました!

情報の可視化という点で、自分たちも取り組んでいる「設計の3次元化」に通じるところがあり、大変勉強になりました!!

 

次に、②「地球の気候はどのように決まるか」について

昨今世界的に注目(問題視!?)されている地球温暖化に関連するテーマで大変興味深く拝聴しました。

目から鱗のトリビア的な知識が得られましたので少し紹介します(語彙力がないので伝わるか分かりませんが・・・)

地球温暖化といえば、二酸化炭素(CO2)でその主な排出源は、工場、自動車、生物(人、家畜)の活動によるものと思っていましたが、CO2の大部分は本来的に岩石の中に閉じ込められており、火山活動によって大気に放出され、供給されるというのです!!

さらに、太平洋プレートをはじめとする海底プレートの活動が非常に重要で、プレート活動がなければ、火山の噴火によってCO2は大気に放出されず、結果、温室効果が作用せずに氷の惑星になってしまうというのではありませんか( ゚Д゚) (地球が奇跡の惑星であるのは、プレート活動による影響が大きいとのこと)

海底プレート活動は大地震を誘発し、Co2は地球温暖化の原因となるので災いの元凶と思っていた自分の無知さを恥じました💦

ちなみに、人類活動でCo2が増加しているのは疑いようのない事実だそうです。ただし、地球が滅亡するかといえばキャパはまだまだ余裕があるそうです(一安心)、しかし、その増加スピードが問題になっているとのこと。

このような地球規模で桁違いのデータを扱い仮説・検証されている研究者の方にはただただ感服しかないですね!!

 

また、今回のような知識に触れることは、実務の専門知識とは関係ないようで、前者は地形・地質が密接に関係していたり、後者は、全ての分野で無視できないSDGsに関連するなど、技術者にとっては非常に重要なことだと感じました。

 

 


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