丸一調査設計株式会社

膨大な老朽化施設に対して、限られた人・予算の中でいかに効率的に施設機能を維持していくのか?
地球温暖化がもたらす異常気象の激甚化・頻発化がこの課題に拍車をかけています。
この課題に対応すべくインフラの維持管理分野を成長分野と位置付けて、人材の育成ならびに事業拡大を図ります。

  1. 01ストックマネジメント事業

    農業水利施設(用排水路、頭首工、ポンプ場等)に対して、定期的な機能診断調査に基づく機能保全対策の実施を通じて、既存施設の有効活用や長寿命化を図り、LCC(ライフサイクルコスト)の低減を図ります。

    ストックマネジメント事業
  2. 02防災重点農業用ため池

    農業用ため池のうち、決壊により周辺区域に人的被害が及ぶことが懸念されるとして、管理法に基づき都道府県知事が指定したもので、全国約5万4千箇所以上存在します。
    防災重点農業用ため池に対して、地震時および豪雨時の安全性を評価して、必要に応じてハード面・ソフト面から対策工法を検討します。

    防災重点農業用ため池
  3. 03鋼構造物

    道路橋(鋼橋)やスノーシェッド等の主要な部分が鋼材で構成されている構造物を対象に定期点検や補修設計を実施します。補修設計では損傷の程度や部位、性能回復レベル、社会的重要性、工法の耐久性、施工性、環境適合性、経済性などを総合的に判断して工法を検討します。

    鋼構造物
  4. 04コンクリート構造物

    土木構造物の多くはコンクリートでできています。
    かつてコンクリートは非常に丈夫であり半永久的な寿命を持つ、メンテナンスフリーな材料とされてきました。しかし、近年ではコンクリート内部の鉄筋腐食や凍結による被害、コンクリートの癌とも呼ばれるアルカリ骨材反応などを原因とした劣化が報告され、いまでは決してメンテナンスフリーではない「適切に維持管理をしながら利用する材料」という認識が広がっています。

    コンクリート構造物

調査部の仕事

測地部の仕事

経験を積みながら
診断・補修設計も行います。

調査部の仕事は、主に①点検②診断③補修設計のフェーズで構成されます。
橋を例とすると、コンクリートに生じているひび割れ等の変状を見逃さずに記録することが「点検」です。ひび割れの原因を調査し、構造性能や耐久性に与える影響を検討して橋全体の健全性を評価することを「診断」といいます。
そして、診断結果で構造性能や耐久性に問題があると判断されたものについて、補修・補強を検討するのが「補修設計」です。
まずは点検業務からスタートして、経験を積みながら診断・補修設計へとチャレンジしていきます。

調査部に向いている方

  • 最新ドローンや3Dスキャナーなど
    最新技術に興味がある方
  • 新しいことに挑戦する力がある方
  • デスクワークとフィールドワークを
    両立したい方

調査・点検するインフラは多様で劣化状況も様々です。このため、ある分野に精通したスペシャリストより、幅広い知識や経験を要するゼネラリスト向きといえます。
また、フィールドワークもとても重要で、デスクワークは少し苦手だけと体力には自信のある体育会系の方にも十分な活躍の場が用意されています。
業務を遂行するために最新のドローンや高性能3Dレーザースキャナなどの最先端機器を運用するため、好奇心が旺盛な方にとっては非常に向いているでしょう。

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