橋梁架設工事の現場見学会に参加して来ました。

当現場の架設工法は手延べ機を用いた『送り出し工法』です。

送り出し工法とは  : 橋梁を架設する方法は、橋梁の形式・規模・地形により様々な工法があります。送出し工法は、道路・鉄道・河川・渓谷など容易に立ち入ることのできない場所において採用される工法です。橋桁を水平に移動させる方法として、動力を持つ台車(自走台車)に乗せて移動させる方法や、送り出し装置と呼ばれる特殊な油圧ジャッキを使用して移動させる方法があります。【配布資料より引用】

 

 

p4110209

p4110184-001

手延べ機の状況
手延べ機とは桁端の先端に取り付けられ、先行して送り出す仮の桁(緑色)です。

 

p4110200

送出し装置(油圧ジャッキ)の状況その1(送り出し前)
各支点(橋脚など)に設けられている複数台の油圧ジャッキ(鉛直・水平方向)を集中制御して毎分1mの速度で橋桁を右から左へ送り出していきます。

 

p4110202

送り出し装置(油圧ジャッキ)の状況その2(送り出し後)
送り出し後は油圧シリンダーが短くなっているのが判ります。

 

img_2698

送り出し装置(油圧ジャッキ)の集中コントロールの状況
写真中央の油圧ジャッキ制御専門のエンジニアがモニタに映し出される様々な情報(変位・応力など)を確認しながら、複数台の油圧ジャッキを集中コントロールしています。

本日は全国でも事例の少ない貴重な現場を見学させていただき大変勉強になりました。

発注者ならびに工事関係の皆様方、お忙しい中現場見学会に協力して頂きまして大変有難うございました。