先週、東京大学に農研機構主催の「令和5年度実用新技術講習会及び技術相談会」に参加してきました。

主目的の農業用パイプラインの漏水探査技術の傍聴ほか、3次元点群データを活用した「農業機械の完全自動運転に対応したほ場整備」など、夢のある技術が沢山紹介されて良い刺激になりました。

さて、ブログのタイトルにある「渋谷のハチ公」について、日本一有名なお犬様で逸話も含めて皆さんご存じだと思います。

ただし、ハチ公の飼い主の方の人物像については「ハチ公」様ほど認知されていないように思います。

それは、ハチ公の飼い主である「上野 英三郎博士」は東京帝国大学(現東京大学)農学部の博士で、なんと私たちの仕事の礎である「農業土木工学」の創始者だったのです。

私も当講習会冒頭の農研機構所長様のスピーチで知ることになりました。そして、会場となった東京大学弥生講堂(農学部)のすぐ横に立派な上野博士とハチ公の銅像が立っているのではありませんか!? さらに、今年はハチ公生誕100年の年でして、各地で様々な記念イベントがあるというのです。

なんともタイムリーな話題で「農業土木」がもっと認知される良い機会になれば嬉しいですね!