突然ですが、皆さんは、橋を自動車等で走行中に、落橋などの不安感はありますか。

 

今回ブログを担当するIです。(2回目の登場です)

6月下旬の3日間、ニューブリッジ(名古屋大学、中日本高速道路、中日本ハイウェイ・エンジニアリング名古屋の3社による事業)の橋梁保全技術研修に参加してきました。

講習にも基礎・検査点検・診断評価の3つのコースがあり、今回は「検査点検コース」を受講しました。

 

 

研修では名古屋大学構内に設置されている橋梁のモデル(実際に使用されていた橋梁)を用いて、グループに分かれ劣化予想や原因を討論し発表しました。

グループでの討論中、実際に橋梁点検に従事している方や橋梁の設計をされている方の意見を聞いて、自分がもっている知識の他に学ぶことができ、充実した時間でした。

 

 

他にもこのような劣化サンプルを見ることができます。

これは橋梁の支承部 (上部構造と下部構造の間に設置する部材) の劣化により撤去されたものです。

 

受講した感想としては、橋梁の知識がない自分にとっていい勉強になったことや、点検作業を行っている際に損傷の状況はもちろんのこと、環境等による様々な状況も頭に入れて作業しないと「点検を行っただけ」ということになるので、橋梁の緊急事態に気付けるような点検をしていかないといけないと思いました。

 

話の冒頭に書きましたが、通行時の不安感をなくしていけるよう自分も一人の点検者として、安全な社会を少しでも実現できるよう貢献していきたいです。